RED WING

#9060 Beckman "Flatbox"

PRICE 55,700円(税込61,270円)

購入数
サイズ
1905年にレッド・ウィング社を創業したチャールズ・ベックマンにちなんで名付けられた「ベックマンブーツ」は、社の創業期より存在したラウンドトゥのブーツを、今日の素材で再現したものです。
 自動車がまだ普及しておらず道路の舗装が未発達であった当時、道端の土埃や泥から足を守ることができる6インチ丈のブーツは、オックススフォード(短靴)以上に日常的な靴として広く履かれていました。そして、その多くは、「先芯」を入れない「フラットボックス」仕様でつくられていました。「先芯」とは靴のつま先に、その形を維持するため入れる硬い部材ですが、これを入れない靴は、つま先まで柔らかく非常に履きやすいものだったのです。ベックマン「フラットボックス」は、この当時の先芯を入れない6インチブーツを再現したものです。ベックマンと同じデザインのアッパー(靴の甲部)を、同じ「8番」ラスト(木型)を使用してつくったものです。先芯を入れる普通のブーツではつま先部分は形状が変わらない分、革が馴染む事はなくソールの反りもありませんが、「フラットボックス」仕様では先芯で固定されていないつま先の革は足に合わせて馴染み、ソールも自在に反るため通常のブーツにはない快適な履き心地となります。革の馴染みと共につま先が平たく沈んできて、独特の形状になっていきます。20世紀初頭〜前半のアメリカのブーツによく見られたスタイルで、履き心地と共にこうした経年変化もこの「フラットボックス」の魅力です。
 「フラットボックス」仕様のブーツは1960年代前半までよく見られました。その当時は#877のような先芯を入れる設計のブーツが「フラットボックス」仕様でつくられる事もよくあり、その履き心地を求める顧客からの特別な要望を受けてレッド・ウィング社が特別に仕様を変えてつくっていたようです。ソールはミッドソールを使わないシングルソール仕様のグロコード・メダリオン・ソールとすることで柔らかなソールの反りを実現し、このブーツの特長である履き心地の良さを高めています。この#9060のレザーであるブラック・クロンダイクは、ブラウンに染めたレザーに黒い塗膜をのせた、いわゆる「茶芯」のレザーです。かつて一般的であったブラックレザーを再現したものでもあります。履いていくうちに、キズや摩擦の多い部分から黒い塗膜の下の茶色の芯地が見えるという独特の経年変化を楽しめるレザーです。

サイズ(ワイズ:D)

6   (約25cm) 

61/2   (約25cm) 

7   (約25cm) 

71/2 (約25.5cm) 

8   (約26cm)

81/2  (約26.5cm)  

9  (約27cm)

91/2 (約27.5cm)

10  (約28cm) 

101/2 (約28.5cm)

11  (約29cm) 完売

※商品の画像はデジタルカメラを使用して撮影しています。
モニターやパソコン周辺機器などの違いによりHP上の画像と、実際の商品の色とが相違する場合がございますので、予めご了承ください。

※実店舗で運営しておりますのでメールの返信等が遅れてしまう可能性がありますので予めご了承ください。

※製品の都合上、色移りが起こる場合がありますのでお取り扱いにはご注意ください。

※天然皮革を使用しているので色ムラや凹凸などがあるもの、また、生産過程で多少のスレ傷などが生じるものがあります。

※当店の在庫は実店舗と併用しているため、ご注文いただいた商品が欠品している場合がございます。ご迷惑をお掛け致しますが、何卒よろしくお願いいたします。

※着用後の返品は出来ませんのでご了承ください。